奄美の竜宮で極上の感動

拝啓
　時下益々ご清祥のこととお慶び申し上げます。
さて早速ですが、先日タラソ奄美の竜宮にてインスタレーションの作品鑑賞会
を開催いたしましたので、一端をご紹介申し上げます。

イベント名：奄美の夕焼けを見る夕べ　
　　　　　　　　　　　　　　　サンセットヒーリング：タラソの夕べ
　作品名：夕映えの木洩れ日
　素材　 ：アクリル板　厚5.0　マット加工
　彩画　 ：油彩透明色
　鑑賞時刻：午後6時～7時　日没時
　鑑賞条件：雨天以外
　補助器具：背面からの照明
　
　見所：　本作品は半透明のアクリル板に油彩画を彩画し天空の明かりで
　　　　　透かして鑑賞する作品です。
　　　　　 あらかじめ日没前から背面より照明を照らしておき、日没の明るさの
　　　　　変動で画面が色と質感と幻想性が刻々と変わります。
　　　　　　
　Stage１：日没時の明るい夕焼けを介して鑑賞するとき半透明のアクリル
　　　　　が夕焼け色に染まり色面に木洩れ日が浮かび上がりますが、まだ
　　　　　背面からのライトアップは見えません。

　Stage2：序々に周囲の明るさが落ちてきて背面からのライトアップにより
　　　　　木洩れ日が色を変え始め、空の色も深いブルーに変わります。

　Stage3：背面からのライトアップがアクリル版の表面の油絵の具の細かい
　　　　　凹凸を照らし始め、絵の具自体の透明色が変わり始めます。
　　　　　　立ち位置や高さによっても微妙に変わります。
　　　　　　ちょうど今が周囲の明るさとライトアップが微妙なバランスが保た
　　　　　れている時です。

Stage4：完全に油彩画の色調がグリーンから若草色に変わりました。透明
　　　　　油彩画の技法の特徴です。
　　　　　　この間ほんの数分での変化です。
　　　　　　画像ではやや闇にバランスが移行して空が限りなく闇になっています。

　Stage5：周囲がすっかり闇に溶け込み、画面が幻想的に浮かびあがります。
　　　　　半透明のアクリル板はすっかり透明色になり、木洩れ日は黄色に
　　　　　変色し細かい葉や枝もしっかり照らし出され、全体が密植さて葉の
　　　　　量が増えたような印象を与え、樹木の生命力がいきいきと感じます。